脳梗塞発症 その②
入院初日の夜、自分は全く覚えていないが夜中の1時頃妻が呼ばれたらしい。
昼間の段階わずかだった脳梗塞が急に何カ所にも増えたようだ。
妻から聞くには命が危ないギリギリの状態らしかった。
点滴全開で治療を受けていた。
暴れたり妄想もあったらしい。
夜中に何回か看護師の方が来られて、血圧や体温を測られていったのと点滴を変えていったのはぼんやりながら覚えている。
ただ、その夜はトイレに行けるわけもないのでおしっこは、自力で出すか、付き添いでいてくれた妻が、出た時のために見ていてくれました。
しかし脳梗塞の影響で尿が出にくくなっていた。
今思えばあの時バルーンカテーテルを入れてもらえばよかったのだろうが、本人も妻もそれに気付かない。
おかげで尿が膀胱にたまりすぎてしまい膀胱が伸びてしまったらしい。
伸びた膀胱は元には戻らないと後に聞かされる。
知らないということは取り返しのつかないこともあると知る。
後に排尿で苦しむことになるのだが、それはまた後に・・。
妻によると入院してから何日間は天井のライトから宇宙人がのぞいてるだの、窓から得体のしれない動物が入ってくるだの言っていたそうです。
それは「せん妄」というものらしく、脳梗塞で起こることがあるようです。
・・・・・つづく